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バイクタンク補修



K.H







ここでは、バイクのタンクの凹みを直して塗装までの工程を説明していきたいと思います。凹みは3箇所ありますが、そのうちの1箇所について説明します。又、最初の段階の画像を私が撮影し忘れてしまったので途中からの工程になります。申し訳ありません。


1.下の画像は塗膜剥離剤でと膜を完全にはがして、その後320番のペーパーでタンク全体をひとまず足付けし、板金パテまでを入れているところの画像です。今回はタンクに凹みが3箇所ありましたので塗膜を全部はがしましたが、1箇所の小さい凹み程度なら全部塗膜をはがず必要はありません。全部はがすのはとても大変です。

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2.ここでの作業は板金パテをファイルで研いでいき、パテの入っている部分と入っていない部分の境目が手で触っても分からないようにしながら、パテの部分を凹んでいなかった状態になるように形を作りながら整形していきます。

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境目が分かる段階で塗装すると、上塗をした際にパテが入っている部分と入っていない部分がはっきり分かるので、しっかり境目が出ないように処理しましょう。又手で触る際には軍手などをした状態で触ったほうが、段差などが分かりやすいです。

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3.板金パテの整形が終わったら次は塗装ができるようにするためにポリパテを塗っていきます。ポリパテで板金パテ時にできた巣穴などを生めながら、最初にパテへらを立てた状態で、しごき付けをします。しごき付けが終わったら、パテを本格的にぬっていきます。この作業は板金パテを塗る場合でも同じです。(参考・・・しごきづけとは、パテを塗る際に最初下地に強く押し付けながら塗る作業です。パテの剥がれ防止などに有効です。)

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参考知識・・・板金パテは30ミリ近い凹みも埋めることもできる圧付けパテです。硬化すると、とても硬くなるので、細かい番手のペーパーで削るのは時間がかかり、そのままプラサフを塗るのはちょっと厳しいです。ポリパテは乾燥後の表面はきめ細かく細い番手のペーパーでも研磨できるので、足付けをしてプラサフを塗装できます。しかしポリパテは3ミリ程度の膜厚までしか使用できないため、板金パテで形を作りその後の仕上げとして使うようにしましょう。

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4.ポリパテを塗り終わりペーパーで表面を仕上げ、エアブローして巣穴がないことが確認できたら、次はいよいよ塗装の準備に入ります。プラサフ塗装で用意するものは、プラサフ、ウエス、シリコンオフ、マスキングするための道具、タッククロス、エアブローするための器具です。(注意・・・ポリパテ研磨の最終段階のペーパーの番手は240〜400番程度の番数で仕上げるようにしましょう。荒いペーパーで仕上げるとプラサフ塗装する際にペーパーの傷が消えずに残ります。

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5.まず、タンクの表面、をエアブローしてホコリなどを大まかに飛ばします。下の右の画像がエアブローしている画像です。

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6.エアブローが終了したら、シリコンオフをつけたウエスで表面を脱脂します。脱脂のコツは一度シリコンオフをしみこませたウエスで表面を拭き、その後新品のウエスでさらに拭き取ります。脱脂が終了したらタッククロス(静電気除去クロス)を使いエアブローしながら表面を拭きます、こうすることで静電気を除去することができます。タッククロスの画像はありません。

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7.静電気除去が終わったらプラサフを塗っていきます。塗り方はまず、パテの境目をドライコートで周りを塗っていきその後、バラブキします。バラブキが終わったら半つや本ツヤの順番で仕上げていきます。右の画像が本ツヤまで塗り終わった画像です。

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本来はプラサフ(参考・・・プラサフとは簡単に説明すると上塗塗装する前の下塗りです。防錆と上塗時の密着性を高めるために塗ります)を塗る場合鉄板が出ている部分も一緒に塗りますが、現段階ではタンクの左側の凹みしかパテ整形が完了していませんので、部分的にプラサフを塗りました。残りの右側の凹みの整形も完了したら、全体をプラサフで下塗りしていきます。ちなみに今回使用したプラサフは一液型のプラサフですが、2液型のプラサフを使用したほうがパテを入れている場合は安心できます。

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8.この続きは後ほどweb公開いたします。





最後までご覧いただきありがとうございました。

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