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なぜプラグの電極は磨耗するのでしょうか?

管理人 K・H

ここではプラグの磨耗について少し解説していきたいと思います。


1、プラグはなぜ磨耗するのでしょうか?

プラグの電極が磨耗する理由は大きく分けて2つあります。一つは火花が飛ぶ際に電極間で局部的に大電流を流す現象(プラズマ状態)が発生し、電子が電極に衝突することで磨耗を促進していきます。
もう一つの理由としては、プラグの電極はエンジンの混合気が燃焼するシリンダ内に取り付けられているため非常に過酷な条件の元使用されています。そのためプラグの温度変化により電極が侵食され磨耗していきます。


ちなみに一般的なプラグが磨耗する際に角が丸くなるのは火花が飛ぶ際の電界は先のとがったところに集中する傾向があるため、火花放電が角に集中し角から磨耗していくことになります。



2、軽自動車のほうがプラグは磨耗しやすいの?

軽自動車は一般的乗用車よりエンジンの回転数が比較的高いため、その分多く火花も電極間に発生します。そのためエンジン回転の低い乗用車よりプラグの磨耗は早いということになります。



上記の2の解説は、あくまで一般例になります、車種や車の性能によって異なることがあります。



3、現在主流になりつつあるイリジウムプラグのメリットとは?

イリジウムプラグはイリジウムという白金族元素の一つを使用したプラグで、加工は比較的難しいとされていましたが、現在の技術でプラグなどに加工され電極に使用されています。一般のプラグに比べ非常に丈夫であるというメリットがあり、又電極を細くすることでエンジンの混合気との着火性も向上します


電極を細くする事で、プラグの消炎作用(混合気に着火させるにあたってのマイナス作用)を低減させることができスパークミスを少なくすることができます。


もう一つのメリットは、電極が細い分、一点に電位が集中し電界が強くなるため、正確な着火をしやすいといったメリットもあります。


消炎作用とは・・・消炎作用とはプラグでエンジンの混合気中に火花を飛ばすと、火炎核という小さな火種が出来ます、その火種が大きく成長していくことにより火炎になりエンジンの燃焼が開始されます。消炎作用とはプラグの電極が熱を奪い火炎核の成長を妨げる働きのことです。=(マイナスの作用)



                 
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